ビオチンの効果。
テレビで紹介されてからは、よく耳にするビタミンB群のひとつであるビオチンですが、アトピーへの効果意外にもさまざまな効能があります。代表的なものを紹介しておきます。
アトピー性皮膚炎の改善。
アトピーは、人体にアレルギー物質が侵入進入した時、ヒスタミンという物質が放出されて発生します。 ビオチンは、このヒスタミンを体外に排泄する作用を持っており、アトピー性皮膚炎の改善効果があると考えられます。
ビオチンは、美しい肌や髪を作ります。
毛細血管を太くし、血液の流れを良くする事で皮膚の再生力を高めてくれます。また、細胞を活性化させて、老廃物の排泄を促進し、皮膚の機能を正常に保ちます。 ちなみに、ビオチンはビタミンHとも呼ばれ、ドイツ語で皮膚をあらわす「Haut」の頭文字をつけられています。
血糖値を下げ糖尿病を緩和。
糖質の代謝を促進するビオチンは、血糖値を下げ、糖尿病を緩和すると考えられています。 高血糖の人は、血中のビオチン濃度が低い傾向にあり、ビオチンを補給することで、高血糖が改善されたと言う報告もあります。
疲労感や筋肉痛を予防します。
筋肉痛は、激しく体を動かした後や、糖分(ブドウ糖)の代謝時に発生する乳酸により発生します。ビオチンは、その疲労の元である乳酸を分解する働きがあり、乳酸を再びブドウ糖へリサイクルしてくれます。この結果、筋肉痛や疲労感といった症状の緩和の緩和をしてくれます。
ビオチンの多く含まれる食品
食品100g当たりに、ビオチンがどれくらい含まれているのかを表にしました。ちなみに、推奨摂取量は、成人女性で1日45μgです。
牛レバー | 75μg |
大豆 | 60μg |
たまご | 25μg(約1個) |
牛乳 | 3μg(1/2本) |
玄米 | 12μg |
牡蠣 | 10μg |
トマト | 4μg(1/2個) |
欠乏症と過剰症(副作用)の解説
欠乏症
ビオチンが不足すると、乾燥鱗片皮膚炎、筋肉痛、結膜炎などが生じる事が報告されています。また、爪がボロボロになったり、白髪や抜け毛が多くなることもあります。ビオチンは、生卵の白身に含まれるアビジン(たんぱく質)と一緒に摂取すると吸収が妨げる為注意が必要です。
アメリカと違い、日本の調整粉乳はビオチンの添加が認められていないため、調整粉乳を飲んでいる乳児はビオチンが欠乏しやすい傾向にあるので注意が必要です。
過剰症(副作用)
速やかに尿として排出されるため、過剰症や副作用の心配はありません。
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